多読・多聴がダメな理由 - 効果的じゃない?
なによりお金がかかりすぎ
何冊読めばいいのやら・・
MACMILLANも
CDが無い場合も
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多読・多聴は洋書を何冊も読むことを前提にしています。日本人がすべて英語で書いた物語やエッセイなんて普通は無いですから当然です。
多読・多聴を前提とした、読みやすい洋書が出ているので、それらを何冊も読むわけですが、これ、結構なお金がかかるのです。
どの出版社でも1冊800円程度はします。
例えばPenguin ReadersはCD無しなら1冊715円ですが、CD付だと1冊910円。
ラダーシリーズのようにCDが無く、音声はダウンロードというものもあります。しかも有料・・。
この場合、音声を含めると1冊1200円。
MACMILLAN READERSはCD付属が基本だったのですが、いまはダウンロードもあるようで。
さらに、こういった多読向けの洋書は薄いです。
1冊、80~100ページ、上級向けで120ページしかありません。(MACMILLANの最上級、レベル6のRebeccaで120ページ)。字も大きいので1冊すぐに読み終えてしまいます。
最初は洋書を読むって行為自体が楽しい上に、1冊すぐに読み終えられるので、それが気持ち良くて、楽しいです。
でも数を重ねるごとに「たったこれだけの内容に800円も払うのか・・」と割高であることに気づきます。私が気づいたときはもう1万円以上使っていました・・・。
ハズレも結構ある 選んでみると結構数が少ない
Penguin Readersは
面白いのが多い
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ハズレも多いです。タイトルは面白そうだと思って購入してみると、小学生が読むような推理小説ということもありました。英語が平易なのは良いのですが、内容までレベル落とされると読んでいて厳しいです。だって面白くないでしょ?
本を買うわけですから内容も面白そうなものを選ぶわけですが、これがなかなか。
最初はいいです。簡単なレベルから上級まで選び放題です。でもちょっと進んでくると、面白そうなタイトルで、自分にあったレベル、音声も入手可能、この条件を満たす本を探すのがだんだん難しくなります。
洋版ラダーシリーズは面白いタイトルが多いのですが、音声が別売りで・・。
MACMILLANはCD付が多く、結構読んだほうです。
上記で高い例として出したPenguin Readersも面白いタイトルがCD付で入手しやすいシリーズです。
面白そうだなと思ってこれらのシリーズで実際読み始めてみると、結構数が限られることを実感できるはずです。
勉強効率が悪い
多読・多聴は正しい勉強方法の一つです。
しかし、時間的にも費用的にも効率的とは言いがたいです。
単語を調べる時間も必要ですし、シリーズを通しての勉強効率などは考慮されていません。
レベル分けされているのはいいところですが、それは難易度や単語数を示すものでしかありません。
教科書や参考書なら、初級レベルを習得すると、それを利用した上の段階に順次進むように、そして進むにあたり初級レベルを自然に復習できるように構成されます。
しかり洋書の多読では1冊ごとに区切られてしまい、ほかの本との関連性はありません。
テキストと呼ぶには効率が悪いです。
効果的な多読・多聴の勉強方法
多読・多聴の問題点を挙げてきましたが、多読・多聴は英語力を伸ばすのには重要な勉強方法です。
しかし、いきなり多読・多聴に入るのではなく、英語の基礎を身につけてからはじめましょう。
基礎が身に付くとテキストで得られる情報はもう身についています。
そうなれば多読・多聴で単語力や応用の例をたくさん学ぶ必要が出てきます。
たくさん読もう・聞こうとすると上記の予算なのどの問題にぶつかるわけですが、私のおすすめの多読・多聴教材を集めてみました。
効果的が出るように編集されている上に、コストパフォーマンスも優れたテキストたちです。
多読・多聴をはじめるならぜひご覧ください。