TOEIC 会話文問題(Part 3)解法の技 - 遅れず攻略
問題文を先に読む - Part2からすでに始まっています
設問3つと選択肢を先に読む
さあ、Part 3からは難関ですね。
大量の英文を聴く上に、英文一つに対して設問が3つあります。
英文を全て聞いてからこの3問を見て、「なんて言っていたかな?」と思い出していては大変です。
英文の読み上げが始まる前に、設問に目を通しましょう。
回答の選択肢も読むべきです。しかし時間に余裕が無い場合、まず設問3つを読みましょう。それから選択肢に目を通します。
これでこれから読み上げられる英文の内容がある程度予測できます。
Part 3が始まるまえに、一問目の設問・選択肢を読んでおく必要があります。
そうです。Part 2の回答を終えたら、アナウンスが始まる前にPart 3-会話文問題を読み始めます。
Part 2進行中からすでにPart 3は始まっています。リスニングセクション中にリーディングセクションを見ることは禁止されていますが、リスニングセクションの先の問題を見ることは許されています。
1文目の設問3つと選択肢を早々と読み終え、Part 3開始のアナウンスのときに、2文目の設問に目を通すことができればかなり時間に余裕が持てるでしょう。
回答を終えたら、2文目の設問3つと選択肢をサッと読み返し、3文目の設問を読み始める。
こんな形で、とにかく先に先にとリードを保ちましょう。
Part 3では悩む問題もあり遅れてしまうことがあります。それでも1文以上のリードがあれば、少し遅れても、次の英文が始まる前に設問に目を通す時間は確保できます。
遅れは取り戻せ!
時には遅れてしまうこともあります。「設問に目を通す暇が無かったら?」
そこは仕方ありません。聞いてから設問を読んで回答するしかありません。
しかしここでは回答に悩まないでください。
ここで重視するのは、遅れを取り戻すことです。
とにかく早く回答を終えて次の設問に目を移しましょう。
「急いでいたら3問とも間違えるかもしれない?」
そうかもしれません。しかし遅れを取り戻さなければ、これからPart 3の残りの問題だけでなく、Part 4の問題も正答率を落とすことになりかねません。
小銭拾いの大銭失いとならないよう、ここは気分を切り替えましょう。
設問を先に読めなかったこの文は仕方ない、とにかく急いで次は取り返す、この気持ちです。
あてずっぽうで回答するということではないですよ。ちゃんと聞ければわかる問題も多いですから。
ちゃんと聴いた上で、悩まず、間違えても仕方ないくらいの気持ちですばやく回答、ですよ。あぁわからなかったなんて引きずらないように。
「ちゃんと回答していたら遅れは取り戻せない!」、そんな場合はもう適当に3つマークして、次の設問を読んでいたほうがいいでしょう。
数字・日にち・曜日・場所は要チェック
会話ですから、その中で重要なのは何時・どれくらいなど明確にわかるものです。 心象などの抽象的なものはあまり無いです。
後で確認できるような具体的なもの、数字や場所といったものが重要ポイントとなることが多いです。数字には日付や時間も含まれます。あとは曜日ですね。
これも設問と回答の選択肢に目を通しておけばわかることですがね。
最後まで聞かない
Part 2では読み上げられる3つの英文をすべて聞いてから回答しましょうと書きました。
しかしPart 3-会話文問題は最後まで聞かなくてもいいです。
基本的には設問は英文で読み上げられる順番に並んでいます。
2つ目の設問に関することを話しているとき、1つ目の設問の内容は終わっているわけで、これから覆ることはありません。
何より、できるだけ早く回答を終えて次の設問を読むべきです。
なので、1問目の答えがわかったら英文を聞きながらマークを塗ります。3問目もわかって回答を終えたら音声は無視して次の設問を読みましょう。
マークシートを塗りながら聞き取るのは難しい?そんな人は次の技を。
マークしない。塗る暇は無い!
英文を聞きながらマークしていくわけですが、せっせとマークして、重要箇所を聞き逃したのでは意味がありません。
聞き取りながらのマークに不安がある人は、答えがわかったと思ったら、そのマークシートのその部分にサッと線を1本引く程度にとどめ、英文を聞きましょう。
マーク塗りながらでもちゃんと聞き取れるよという方、そんな人はこの技は無視してマークしてしまいましょう。
さて、こうして答えがわかったところはちゃんとしたマークはまだ塗られず、線など引かれていると思います。
で、この部分、英文が終わった段階で塗りつぶすのか?
いえいえ、まだマークを塗らなくていいです。
塗りつぶしている時間なんてありません。
塗るぐらいなら次の設問と選択肢を読みましょう。
Part 3最後の問題の設問と選択肢まで読み終えたらマークしてもいいのか?
いえ、そんな暇があったらPart 4-説明文問題の設問と選択肢を読みましょう。
Part 4の最後の設問まですべて読み終えたらまとめてマークします。
Part 5リーディングセクション開始のころに塗っていることになるので、「リーディングセクションの時間が足りなくなるのでは」と思われるかもしれませんが、心配いりません。
まとめて塗るのでマークはかなり早く終わります。Part 3の30問、Part 4の30問、すべて塗るのに30秒かからない程度です。
「30秒くらいなら途中で塗っても」と思うのは大間違い。
まとめ塗りなので30秒に短縮できるわけですし、1、2秒を無駄にできないリスニングセクションでは、数秒のアドバンテージが大きな差を生みます。
先読みと時間管理がリスニングの成否を分けます。
Part 3-会話文問題解法の技 まとめ
- 設問・選択肢は先に読んでおく。
- Part 2の回答をすばやく終えてPart 3を先読み。2問分リードをとる
- 遅れは取り戻す。設問が読めなかった問題は、普通に聞くが回答は悩まずすばやく。間違えてもよいくらいのつもりで。
- 数字・場所など具体的なところは要チェック
- 最後まで聞かなくてもよい。答えがわかったらマークして次に。
- マークシートは塗りつぶさない。Part 4終了時にまとめて塗る。