公式 TOEIC Listening & Reading 問題集の効果的勉強方法
1年勉強の最後にして、最強の教材
1年勉強もついに仕上げの3週間になりました。
ここで実践的なTOEICの勉強として、公式 TOEIC Listening & Reading 問題集に取り組みます。
おすすめは最新版からやること。日にちに余裕があれば次点の1冊も勉強するとよりよいですが、必ずしも2冊やる必要はありません。私は受験当時の最新号しか勉強していません。
公式問題集はTOEICテスト2回分が1冊に収録されたテキストです。テキストというより、模擬テストです。
TOEICスコアだけを考えるなら、この問題集が最強の教材です。
大学受験でも、過去問の勉強が最も重要視されます。それは点数を上げるために一番効果的な勉強方法だからです。
同じ理屈です。TOEICの点数を上げるなら、TOEICの問題と回答を勉強するのが一番効果的です。
しかし「TOEICテストこれ一冊で・・」もそうでしたが、TOEIC関連の書籍で出される問題は実際のTOEICテストとは少しずれています。
一方、この公式問題集は「過去問」と言えるほど、まったくずれを感じません。TOEICを体感できる唯一のシリーズです。
ただし解説はおまけ程度で期待してはいけません。そのため回答を見て理解できるだけの英語力が求められます。
ここまで基礎を勉強してきた皆さんなら大丈夫。
ところどころわからない単語や、聞き取れない音声もあると思います。
でもそれらの単語を回答や辞書で調べれば問題の英文全体が理解できるでしょう。
それだけの力はもうついています。
この最高・最強の教材を余すところなく使えれば、TOEIC 800点なんて余裕です。
まずは模擬テスト 時間計測は厳密に!解法テクニックも練習
テストを収録したテキストなので、まずは模擬テスト。
ここで絶対厳守なのが、2時間のテスト時間を厳密に守ることです。
一日2時間もまとまった時間をとることは難しいでしょう。
私は、1日目リスニングセクション、2日目と3日目にリーディングセクションと、3日に分けて模擬テストを行いました。
3日間で合計2時間、しっかり時間を計りました。
この時間管理をやっておかないと、本番での回答速度をつかむ練習ができません。
これは大事です。ついついおろそかにしがちですが、ここは守ってください。
また、ここではTOEIC本番に使用するTOEIC解法の技も使っておきましょう。
TOEICテクニックも練習するほど磨かれます。模擬テストはテクニックを磨くまたとないチャンス。
点数は気にしない。これから上がります!
最大725ってさすがにショックでした・・。
でも1回目のスコアは気にしない。これから上がります。
模擬テストを終えたら自己採点。点数の目安が算出されます。
でもここで出てくる点数は気にしないでください。本番は絶対ここででた点数より上がります。
あげるための勉強をこれからやるのですから当然です。
その証拠に、模擬テスト1回目では算出スコアは625~725点なのに、
1回目分の勉強を終えた後に挑んだ、2つ目の模擬テストでは740~850点と点数が上がっています。
2回目は急上昇。勉強成果あるでしょ。
そして本番のTOEICテストでは840点
どうです?公式問題集の1回目の点数は当てにならないでしょ?
また本番のTOEICは、「1問につき何点」のような算出ではありません。(1問間違えても満点という場合もあります)。
算出方法が違いますし、これから点数を上げるための勉強をするのですから、
ここでのスコアは気にする必要ありません。
満点とれるまで復習
模擬テストと自己採点が終わったら、
- 間違えた問題
- まったくわからなかった問題
- 聞き取れなかったところ
- なんとなく正解できたところ
をマークしておきましょう。
確信をもって回答できなかったようなところも間違ったものと同じ扱いです。
自信が無い問題は解答冊子にマーク
今度は勉強なので、時間を計る必要はありません。辞書・解答を利用して勉強しましょう。
勉強に使用するのは、解答・解説の冊子です。
公式問題集は、模擬テスト、解答・解説、という2つの冊子に分かれています。そして便利なことに、この解答・解説の冊子にも問題文がそのまま記載されています。
わからなかった問題はこの解答・解説の冊子にわかるようにマークしておきましょう。
リーディングセクションの勉強方法
リーディングセクションの勉強方法は、「何度も問題を解く」です。
模擬テストと解答の確認を終えたら、最初からまた問題を解きます。
使用するのは解答・解説の冊子。
解答部分を隠しながら問題を解いて、一問解くごとに答を確認しましょう。
右の解説を隠しながら、最初から問題を解きましょう
わからなかった単語は調べて、解答が書かれている部分に書き足しておきましょう。
問題文に直接書いてはいけませんよ。
「また全問見るのか」なんて重く考える必要はありません。
一度解答を見ればその後は全問解くのにも大して時間はかかりません。1日で全問解くのも難しくないですよ。
問題形式だと結構覚えてしまうものです。
リスニングセクションの勉強方法
リスニングセクションは、間違えた一部分だけを取り出して聞くのは難しいですね。
模擬テストを終えたら、日々のリスニング教材にこの公式問題集のCDを使用しましょう。
移動中などの日々の時間がTOEICのリスニングテストというわけです。日々、うまくできなかったところは解答を確認します。
結構聞き取れない単語はあるものです。
私がもっとも悩んだ単語はscheduleです。スケジュールですね。
でも発音は“セジュール”。簡単な単語でも発音が聞きなれていないと答えられません。
簡単なところでの取りこぼしが結構発生しています。
合計5周勉強。
基本、1日で全問復習できています
模擬テスト1回、復習4回、合計5周も勉強したら、かなりマスターできるはずです。
全問答えられるようになったら次の2つ目の模擬テストに挑みましょう。
日程としては、テストと採点に3日、復習に4日、合計で1週間。これが2回分なので2週間程度で1冊終えられます。
写真の記録では、3周目の復習を5/20に終えて、時間が余っていますね。私の場合は、4周目の復習までの間、まだ終わっていなかった「スラスラ話すための瞬間英作文」に戻っていました。
全予定を終わらせた上で余裕があるなら、もう一冊の問題集に挑みましょう。
1冊マスターして、時間があれば2冊目
最初にも書きましたが、最新の1冊からはじめてください。vol.6が最新ならVol.6、もっと新しいものが出ればそちらをやりましょう。
新しいほうが実際のテストにより近いと考えていいです。
最新の1冊を上記の勉強方法に沿って完璧にマスターして、まだテストまで日数があるようなら、次点の1冊に取り組みましょう。
繰り返しますが、大事なのは1冊完璧にマスターすることですよ。
あせって2冊やっても効果は薄いです。
私は1冊しか勉強していないわけですから。それで840点は取れています。
わからない単語は無い、そんなところまで1冊を完璧にマスターしてから2冊目ですよ。