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耳かきでリスニング力が悪くなる?正しい耳掃除の技

テスト前、その耳掃除は逆効果かも

テストが近づいてくると、「少しでもよく聞こえるように」としっかり耳かきをする人もいるかと思いますが、危ないですよ。

極論を言えば耳掃除はしなくても良いものです。人間以外の動物は耳掃除しなくても生きていますよね?

でも人によっては掃除したほうがいい場合もあるそうで、「最近聞こえづらいな。もしかして難聴!?」と耳鼻科に行ったら「耳垢がたまりすぎです」と恥ずかしい診断を受けた人もいるそうで。

不安要素を取り除くためにも耳掃除はしてよいですが、正しく行わないと耳の中に炎症が起きて、逆効果となる可能性もあります。

「耳掻きじゃなく、肌に優しい綿棒を使っているから大丈夫」と思っている人、ダメですよ。

綿棒での耳掃除は逆効果の場合も

やわらかいほうが耳を傷つける可能性は確かに低いです。
しかし綿棒であっても傷をつけるリスクはまだあります。

さらに、綿棒は耳垢を奥に押し込んでしまう可能性があります。これでは逆効果ですね。

個人的には、耳掃除で使い捨てになる綿棒をもったいないと思ってしまう・・・

正しい耳掃除の方法であれば、耳かきで安全に耳掃除ができますよ。

耳掃除の正しい深さ

さて耳掃除で注意するのは1点、深さのみです。

耳かきで耳掃除をすると、「もっと奥の耳垢も取っておこう」とついつい奥まで掃除しがちですが、これが間違い。

耳入り口1cm

皮膚が極端に薄く骨が近くなる。

耳垢がたまるのは耳の入り口から1cm程度のところまで。

それより奥に耳垢はたまりません。耳垢とは耳内の古くなった皮膚などが外に押し出されて、入り口1cmのところにある細かい毛にぶつかって浮き上がったものです。

入り口から1cmを超えたところには毛は生えていないので耳垢もありません。

奥から耳垢が見つかることがありますが、これは耳掃除の過程で入り口付近にあったものが押し込まれてしまったものです。

耳掃除をしていて「痛い!」と感じることはありますか?
それは奥まで入れすぎている証拠です。

入り口から1cmまでの部分は表皮の下に皮下組織があるので皮膚の厚みがあります。

入り口から1cmを超えると皮膚が薄くなり表皮の真下が骨になります。この部分まで来ると耳掻きと骨で薄い表皮をはさんでしまうことになるので皮膚がとても傷つきやすく危険です。

傷ついたところに雑菌などが付くと炎症を起こし、場合によっては外耳道炎を発症して病院行きに・・。

また耳垢にはリゾチームという抗菌物質が含まれており細菌の増殖を防いでいます。つまり、耳垢があったほうが衛生的です。

ただ1cmだと物足りない人もいるでしょう。1cmを超えると皮膚が薄くなり、神経との距離が近づくのでより気持ちいいためです。
難しいですね。

1.5cmに線を入れた安全な耳掻き

1.5cmに線を引いて、ここを持てば安全。

2cmを超えると完全に危険域なので、1.5cmを限界としておくとよいでしょう。

そしてわかりやすいように、耳掻きの先から1.5cmのところに目印をつけて、ここを握って掃除すれば1.5cmより奥に入ることは無いので安全です。

耳かきの頻度

医師が勧めるのは「1ヶ月に1回程度」で、多くても「1週間に1回」です。

もともと掃除不要なところですからね。

テスト1週間前に耳掻きして、あとは手をつけないのが安全ですね。

でもね、テスト前日、とっっっても耳がかゆくなったので耳かきで耳掃除しました・・・。

かゆみを我慢してテストに挑んでは集中できないですから。

安全に耳掻きしている分には大きな問題は無いですが、ある程度耳垢はあったほうが耳の中は清潔なわけですから、耳掃除のしすぎは禁物ですよ。

耳かきを奥に入れすぎない、耳掃除をし過ぎない、これを守れば、あとはかゆいときには掃除すればOKです。

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